今日は映画を見ました。
「ライ麦畑の反逆者 ひとりぼっちのサリンジャー」
世界的に有名になった「ライ麦畑でつかまえて」の作家サリンジャーの映画です。
苦悩の連続で、出版もたくさん断られたり、戦争の苦しみが原因で途中で文章が書けなくなってしまいますが。
それを乗り越えて、世界的なベストセラー作家になりました。
映画を見ているほうの私は、「主人公(サリンジャー)は将来は成功する。いまは苦しいことの連続だけど。あとでそれが報われるからガンバレ!」って応援するような気持ちで安心しているけど。
サリンジャー本人にとっては、未来は見えなくて、過去と現在の自分しか見えてない。
なので、時には作家をやめたほうがいいか…とか、人間関係や社会の中で悩み迷うわけです。
だけど、あきらめないでやり続けて、遂に成功を手にした。
※成功はしたものの、熱狂的なファンに追っかけられて、精神的に参ってしまい、晩年は田舎で1人暮らしすることになりましたが。
きっと誰でも、望んだ世界をあきらめても諦めなくても、そこに必ずたどりつけるようになっている気がしました。
今がどんなふうに苦しい、ヤル気が出ない、前に進めない、絶望に見える現実とかでも。
将来はうまくいくというのが確定しているから、心の中でニヤニヤしながら「どうせ将来は幸せが確定している」。
ずっとずっと、そんな今ここを生きたいと思ったのでした。